ズバリ、冷え性は改善します。
しかし、対策をしているのにも関わらず長年冷え性と付き合っている方も少なくないはずです。
そこで、なかなか改善しないのはなぜなのか、冷えは万病の元と言われる所以と絡めて、冷え性を紐解いていきたいと思います。
冷え性とは?寒がりと何が違う?
『冷え性』とは、様々な理由(後ほど明記)により血行不良を起こし、手足の先など体の一部が冷えていると感じること。
冷えを感じるだけではなく、生理痛、むくみ、便秘など、様々な症状があります。
『寒がり』とは、寒さが苦手で敏感なことであり、厚着や暖かい場所への移動で解消されます。
冷え性になる原因
説明と併せてご紹介します。
①血行不良
②肝臓の機能低下
体温の元となる熱は肝臓で産生され、血液によって全身に運ばれます。肝臓の機能が落ちていると熱を作る力も弱まります。
③砂糖の摂りすぎ
砂糖の摂りすぎは血液の質をドロドロとしたものにし、血流を悪化させます。
④自律神経の乱れ
⑤腸内環境の悪化
自律神経には、刻々と変化する生体内外の情報を脳から受けて、内臓などの機能を調節する働きがあります。
腸は体内ネットワークの司令塔である脳との関わりが深いことが近年明らかになってきています。
自律神経の乱れや腸内環境の悪化は、私たちに元々備わっているネットワークバランスを崩すことに繋がります。
⑥暴飲暴食
暴飲暴食は胃や腸といった内臓を酷使し、必要以上にエネルギーを消費し、他に回るべきところへの血流も奪ってしまいます。
⑦筋肉のコリ
筋肉にコリがあると血管を圧迫し、血流を阻害します。
⑧運動不足
運動不足によって例えば、第二の心臓と呼ばれているふくらはぎのポンプ作用が低下します。
そうなることで足先への血流が滞り、熱が運ばれにくくなるので冷えを強く感じるようになります。
こうしてみると 、だいたいの原因が血行不良に繋がっていることがわかります。
以上のことを踏まえ、冷え性の大きな原因は、血行不良と言っても良いのではないでしょうか。
冷え性ではない人はどのような生活をしているのか
冷え性でない人は、ストレッチなどの軽い運動を日常的にしています。
そして冷えても蓄積しないように湯船に浸かったり、足湯を習慣にし、発酵食品や生姜に代表される身体を温める食材などを摂取しています。
一つの対策だけするのではなく、身体の内外から複合的なケアをしていることが特徴です。
まとめ
上記に述べたように、冷えは血行不良により起こり、その血行不良は健康体を維持するための様々な生理的バランスを崩します。
これが『冷えは万病の元』と言われる理由なんですね。
このような見解から、冷え性の改善には単発のケアではなく複合的かつ継続的なケアを施すことが必要であると考えられます。
どのようなケアをするべきなのか、まずは自分の症状をきちんとを知ることが改善への一歩です。