私は日常生活にも支障をきたすくらいの冷え性でした。
とても悩んでいたので、冷えに効くというものは片っ端から実践し、試行錯誤を繰り返してきました。
それでもなかなか思うような効果は得られず、半ば体質だからと諦めた時期もありました。
しかし、人体の解剖生理や東洋医学を学んだり、鍼灸治療を受けたり、冷え取りを知ることにより事態は一変しました!
自分の症状を観察し、これらの知識を元にして原因を突き詰めた結果、冷えは改善するという希望が見えたのです。
もくじ
冷えがひどいときに私の身体で起こっていたこと
さて、話は少し遡り、冷えがひどい時にどんな症状があったのかをご紹介します。
無気力、イライラ、不眠、重い生理痛、むくみ、便秘、首コリ、過食など不調のオンパレードでした。
身体の不調もそうですが、精神的な面でも蝕まれていたのだなと振り返ってみてよくわかります。
これらの症状が冷えからきているとは、当時の私には考えられませんでした。
冷え性改善のために実践したこと
先に、一般的に有効とされているものでも、当時の私の症状の改善には効果が薄かったものをいくつか挙げます。
続けて、効果のあったものも挙げていきます。
効果が薄かったもの
①靴下を履く
温まった足に靴下を履いても段々と冷えてきて、冷えた足を保温しているような状態になり、症状の軽減にもなりませんでした。
②ホッカイロのサンド貼り(下腹部と腰に貼る)
生理痛は軽減したが、カイロを外すと痛みはすぐにぶり返すので根本的な改善にはなりませんでした。
③生姜を摂取する
すりおろした生姜を味噌汁や紅茶などに入れて、各1日3回摂取。それを1ヶ月続けました。
紅茶に含まれるカフェインと相まって利尿効果が高く、むくみは軽減されたが冷えの改善までは至りませんでした。
効果があったもの
①砂糖の摂取を極力抑える
冷えの軽減、だるさ、異常な眠気の解消。
砂糖は白い麻薬とも評されるくらい依存性の高いもの。
日頃から糖分の摂取が多く減らしたくても減らせなかったのですが、以下のウコンの摂取で変化が出てきました。
②ウコンの粉末を摂取する
肝臓のケアのために、1日1回耳かき2杯程度の量をオブラートに包んで摂取。
1回につき、小さじ半分くらいを摂ったこともありましたが、量が多すぎると肝臓に負担をかけ逆効果ということがわかり、上記の量に落ち着きました。
実際、小さじ半分の量を摂取し続けていた頃は、肝臓のあたりに鈍痛がありましたが、摂取量を減らしてからはその鈍痛は消えました。
オブラートに包んだのは、歯に着色するのを避けたかったため。
効果としては白目がきれいになったのと、甘いものを欲しにくくなりました。
③鍼灸
筋肉のコリをほぐして、血行を良くする働きがあります。リラックス効果も高い。
お灸の熱はカイロよりも深いところに届くので、持続した温熱効果もありました。
④冷え取り靴下と腹巻きの併用
基本的なやり方は絹と綿の靴下を重ねて履くというもの。
足裏は人体の中で1番汗腺が多くその分毒素も出やすいそうです。
絹には身体の毒素を排出する力があり、綿にはその毒を吸収する力があるためにこの2枚を重ねて履きます。
具体的には、
1枚目 絹 五本指ソックス
2枚目 綿 五本指ソックス
3枚目 絹 指なしソックス
4枚目 綿 指なしソックス
という構成で重ねていきます。
上記で説明した理由から、この順番が重要になってきます。ちなみに化繊の靴下には毒出しの効果はありません。
上級者になると10枚以上重ねる方もいるらしいですが、私は4枚でも効果があったのと、
あまり多く重ねると日常的に不便が生じるので、これで良しとしました。季節問わず実践。
⑤ウォーキング
血行が良くなり、手先足先の冷えが気にならなくなりました。また、太りにくくなりました。
⑥よく噛む
・消化の手助けになり、胃の負担が減る
・少しの食事量でも満足しやすくなる
・唾液の分泌量が増え、口内環境が整う
といった効果が得られました。
唾液には肌に良い成分も含まれているので、健やかな肌に導くという側面もあるらしいですが、
その点においては目立った変化は感じられませんでした。
現在の冷えの状態
今現在も冷えはありますが大きく異なる点は、冷えても温まるようになり、
以前は効果の薄かった対策法も効果を感じられるようになったことです。
先程ご紹介した対策は、今では習慣付いているので、冷えで悩むことはなくなりました。
まとめ
冷え性は厄介で長引く印象がありますが、自分の症状を把握し複合的で継続的なケアをすれば改善するのものです。
取り入れやすいものがほとんどだと思うので、参考にしていただけると幸いです。