「魅力的な女性」と聞いて、皆さんはどのような人を思い浮かべますか?
例えば、肌が綺麗な女性、トレンドアイテムを自分らしく押さえている女性、髪の手入れが行き届いている女性、など様々ですよね。
実際、書店を訪れると、女性向けの美容雑誌やファッション誌は常に目立つところに山積みされています。
では、内面とくに教養面はどうでしょうか?
日頃のニュースはとりあえず見てはいるけれども、それ以外となると勉強する時間もないし…と思っている方も多いはず。
しかし、いくら外見が魅力的でも、口を開いたらがっかり、なんてことは避けたいものです。
ここでは大人の女性が備えておくべき教養について、考えて行きましょう。
もくじ
オトナの教養の必要性
教養とは「個人の人格や学習に結びついた知識や行いのこと」と定義されています。
多くの人が思い浮かべるものとしては、絵画や文学といった芸術作品や、歴史や地理などの社会的知識ではないでしょうか。
教養があまり日常に関係がないと思われがちなのも、そのためかもしれません。
だって芸術や歴史に関する会話会話、日常ではなかなかしませんよね。
職場での繋がりがある相手なら業務の話がほとんどになりますし、そうでなくともテレビや新聞のニュースの話がせいぜいです。
しかしだからと言って、教養が不要という意味ではありません。
教養を身につけると、日頃の会話や、目にするニュースに新しい視点を持つことが可能です。
今まで知らなかったことを教えてくれて、あなたの世界を広げてくれる。そんな教養本を3冊ご紹介します。
1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365
『1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365』(デイヴィッド・S・キダー 文響社)
「毎日5分で1年後、世界基準の知性が身につく」とNYタイムズベストセラーとなったのがこちらの一冊です。
歴史、文学、芸術、科学、音楽、哲学、宗教の7つのカテゴリをそれぞれ曜日ごとに紹介してくれます。
多岐にわたるカテゴリですので、今まで苦手だったから、興味がなかったからと遠ざけていた分野も簡単に読めるのは嬉しいポイントです。
もちろん、知っているつもりだったけれども具体的には説明できない、そんな知識もしっかりとフォローしてくれます。
1日1ページで説明が完結していますので、気軽に始めることができますよ。
感動を約束する!名画の読み方
『感動を約束する!名画の読み方』(西岡文彦 宝島社)
絵画には様々な楽しみ方があります。
例えば歴史的背景から絵画を読み解くこともありますし、その作者の伝記から想像を膨らませることも可能です。
しかしその絵画の描かれ方や技法に注目したことはありますか?
19世紀のフランスの画家ルノワールは、女性の肌を描く際、青や赤を使って透明感を出していました。
まるでメイクでフェイスパウダーやベースコントローラーを使うように、ルノワールは色を駆使していたんです。
このように名画には様々な技術があります。
透明感をもたせるためのもの。
違う色をあえて使うことで見せたい対象を引き立たせること。
陰影を際立たせることで、鑑賞者の視線を誘導することもあります。
インスタグラムやSNSで加工された写真に慣れた今だからこそ、絵画から様々な技法を学んでみましょう。
美しい女性をつくる言葉のお作法
『美しい女性をつくる言葉のお作法』(吉田裕子 かんき出版)
正しい言葉遣いや、相手が不快に思わない気配りのバランスは、本当に難しいものですよね。
この本はそんな悩みを解決してくれる頼もしい一冊です。
例えば「お先に失礼します」ではなく「おいとまさせていただきます」という使い方や、「大丈夫です」ではなく「差し支えございません」という使い方などが紹介されています。
ふとした瞬間に口をつく言葉が丁寧で正しいものだと、それだけで人に与える印象は変わるものです。
美しい言葉を覚えて、内面からも魅力的になりましょう。
オトナの教養をつけてワンランク上の女に❤
大人の教養本を紹介してきました。
仕事で使う知識の勉強だけだと仕事上のスキルアップしか望めませんが、教養はつけるごとに見聞を拡げることができ、行動範囲や付き合う人まで拡がっていくこと間違いありません。
ここ最近の暮らしにマンネリを感じていたら、教養をつけてみるのもいいかもしれませんね♪
Writer ayasenana