天然の甘味料というと、どういったものかご存知でしょうか?
天然甘味料とは植物や果物から取れる甘み成分を抽出して精製したものをいいます。
自然界に存在するものなので体に優しいイメージがありますよね?
そんな天然甘味料はたくさん食べても大丈夫なのでしょうか?
たくさん食べたことで糖尿病の危険はないのでしょうか?
今回は天然甘味料による糖尿病のリスクについてご紹介したいと思います。
天然甘味料って何?人工甘味料とはどう違うの?
天然甘味料とは上で述べたように、自然界にある植物や果物の甘み成分から作られるものです。
よく知られているものでは、ハチミツ、メープル、サトウキビなどがあります。
一方人工甘味料はその名の通り人工的に合成された甘味料のことをいいます。
カロリーゼロの食品には人工甘味料が使われていることが多く、天然甘味料に比べてカロリーはほとんどありませんが何百倍もの甘みがあり、脳が強い甘みを感知するので肥満ホルモンとも呼ばれているインスリンを大量に分泌させ、血糖値を急上昇させます。
こういったことから人工甘味料は糖尿病のリスクがあるといわれています。
では天然甘味料はどうなのでしょうか?
まずは天然甘味料の種類からご紹介します。
天然甘味料の種類ってどんなものがあるの?
天然甘味料の代表的なものをご紹介したいと思います。
・砂糖
サトウキビ、てんさいなどの樹液を濃縮して作られます。料理などで幅広く使われています。
砂糖のカロリーは大さじ1で35カロリーです。
・ハチミツ
花の蜜から採取されたハチミツは健康や美容に良いことでも知られています。
ビタミン、ミネラル、アミノ酸が豊富で、栄養価が高い甘味料です。
・メープルシロップ
メープルの樹液を濃縮した甘味料です。
メープルシロップはビタミン、ミネラル、たんぱく質、ポリフェノールが含まれている栄養価が高い甘味料です。
・ブドウ糖
果実などに多く含まれる糖です。
ご飯やパンなどの炭水化物も消化されて分解されるとブドウ糖になります。
ブドウ糖は脳のエネルギー源なのでとても大事な糖です。
・オリゴ糖
いろんな自然界の甘味成分が結合してできるのがオリゴ糖です。
結合の仕方によって違うのでオリゴ糖にもいくつか種類があります。
腸内環境を整えることでもよく知られているオリゴ糖は、虫歯になりにくく体に優しい甘味料です。
これら代表的な天然甘味料は人工甘味料に比べてカロリーはありますが、栄養価が高いのが特徴です。
では、天然甘味料はたくさん食べても大丈夫なのでしょうか?
天然甘味料が体に与える影響は?糖尿病の可能性は?
天然甘味料は自然界に存在する甘味成分なので体に優しいイメージで、たくさん食べても良さそうですが、
たくさん食べることで糖尿病になる可能性はあるのでしょうか?
結論を言いますと糖尿病のリスクは糖質があるもの全てにあるので、体に良いとされる天然甘味料でも食べ過ぎると糖尿病のリスクがあります。
体に優しい甘味料も食べ過ぎることで体に悪影響があるのです。
1日の摂取量を大幅に越えることによって糖尿病になるリスクが高まってしまいます。
甘味料の1日の摂取量は、
砂糖は1日小さじ6杯程度
ハチミツ、メープルシロップは1日ティースプーン3杯程度
オリゴ糖は1日に2~10g
が目安とされています。
目安を守ることで糖尿病のリスクを減らすことができます。
天然甘味料であっても食べる量を注意しよう!
糖尿病は血糖値の上昇に気を付けなければならないので、天然甘味料であっても食べ過ぎることは禁物です。
また、食べ過ぎることでカロリーオーバーになり肥満にもつながります。
天然甘味料であっても1日の摂取量を守ることが大事でしょう。
Writer ういこ