毎月生理前に襲ってくるPMS、いわゆる月経前症候群の症状で、辛い思いをしている女性は多いのではないでしょうか?
症状には個人差がありますが、イライラしたり憂鬱な気持ちになったり、お腹がムカムカする、頭痛やひどい時には吐き気に襲われる人もいるでしょう。
私自身も毎月PMSに悩まされていて鎮痛薬が欠かせません。
気持ちをコントロールすることが難しく、いけないと分かっていてもつい人に当たってしまうなんて人も少なくありません。
今回は、そんな辛いPMSの症状を少しでも和らげる方法をご紹介します♪
もくじ
そもそもPMSってどうして起こるの?
PMSとは月経前症候群と呼ばれ、生理前に身体のあらゆるところに不調が出てくる事を言います。
生理周期には、一定のホルモンバランスのサイクルがあり、排卵後に分泌されるホルモンがプロゲステロン(黄体ホルモン)と言います。
プロゲステロンが分泌されると妊娠に備えて体をサポートしますが、妊娠しない場合には急激に減る仕組みになっています。
このプロゲステロンの急激な増減によって、私たちの体にさまざまな不調を引き起こしているのです。
お腹のムカムカや辛い吐き気を軽減するには?
では、お腹の不快感や吐き気を軽減するにはどうしたらいいのでしょうか。
根本的に軽減する方法を解説します。
食生活の改善
まずは、今までの食生活を見直してみましょう。
偏った食事はホルモンバランスを崩しやすく、PMSの症状を悪化させてしまいます。
栄養バランスを考え、朝食を抜かずに3食きちんと食べるように心がけましょう。
豆類や緑黄色野菜を意識して摂るのがおすすめです。
塩分や刺激物を控える
塩分が多い食事や刺激が強いものも症状が辛い時は控えましょう。
お腹の調子が良くない時に摂ってしまうと、身体が刺激物に反応してしまいかえってお腹の不快感を悪化させてしまいます。
だからと言って無理に我慢するのもストレスになってしまうので、自分の体と相談しながら食べると良さそうです。
お風呂に入って体を温める
吐き気は冷えからもくると言われているので湯船に浸かり、身体を温めるといいでしょう。
無理に長時間入る必要はありません。
全身浴で10〜20分くらいを目安に入るのがおすすめです。
好みの香りの入浴剤を入れることでリラックス効果もあるので試してみて下さいね♪
カフェイン、アルコールを控える
カフェインやアルコールなどもPMSが辛い時は控えた方がいいでしょう。
カフェインやアルコールは神経を興奮させる成分なので、体の不調を悪化させてしまう恐れがあります。
ノンカフェインやノンアルコールの飲み物を選んだり、体に優しい白湯がおすすめです。
精神的に落ち着く事もPMSの症状を軽くする?
根本的に症状を改善することは大切ですが、精神的にリラックスすることによって気が紛れて症状が和らぐ場合があります。
周りの人に辛い状態を伝えて理解してもらう
辛い症状を一人で抱え込むのは、気持ち的にも憂鬱になってしまいますよね。
家族や友人、恋人など周囲の人に知っておいてもらうだけでも安心出来るのではないでしょうか。
アロマやハーブなどでリラックスする
お好みのアロマやハーブなどを置いて、芳香療法で気持ちをリラックスさせると症状が和らぐ場合があります。
精神的に落ち着く香りとして、ラベンダーやカモミールがおすすめです。
気分転換をする
気分転換はとても気が紛れるのでおすすめです。
好きなジャンルの映画を見たり、漫画や音楽鑑賞でもいいでしょう。
その他に趣味を持っている人は、無理をしない程度に集中してみるのもいいですね。
呼吸法を取り入れる
普段意識して呼吸をしている人は少ないでしょう。
意識してゆっくり呼吸する呼吸法はリラックス効果が期待できます。
お風呂でお腹に手を当てて腹式呼吸をしたり、体に負担がかからない程度にヨガを取り入れて呼吸を整えるのがおすすめです。
どうしても辛いときは自分を甘やかして
PMSを和らげる方法を紹介してきました。
これらの方法を試してもどうしても治まらない、ということもあるでしょう。
そんな時は、自分の身体を甘やかすことを考えてみてください。
PMSが辛いからとやけになって暴飲暴食するのではなく、「いつも頑張っている自分にご褒美」という気持ちで、自分の身体が喜ぶことをしてあげましょう。
Writer nanamis2